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歯科に必要な知識・技術とその対策

 歯科の医療事務に必要なスキルとは

歯科の医療事務歯科関連の医療機関で医療事務職として働くために必要なスキルとはなにか、どんな資格があるのかについて解説します。

歯科の医療事務は、歯科関連の医療機関を専門にする仕事です。耳慣れた言葉に歯科助手というものがありますが、医療事務と歯科助手は同じような業務を行うという考え方が主流です。

つまり、歯科では医療事務は受付や会計、診療報酬明細書(レセプト)業務以外にも、歯科助手として診療のアシスタントをする業務も行うことが求められているということを意味しています。アシスト業務を特に学びたい人には歯科助手という民間資格もあります。

さらに歯科診療所などの受付は、医科の医療機関と比べると患者と接する機会が多くコミュニケーションが必要となります。また歯科医師や歯科衛生士などとの伝達を行うことも多く、歯科の専門的な知識が不可欠といえるでしょう。

歯科の医療保険制度に関する知識

健康保険証のサンプル画像

引用元:全国健康保険協会 https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat320/sb3160/sbb3160/1939-189

歯科では医科と同様に医療保険制度に基づいた診療を行っています。そこで、医科同様に正しい医療保険についての知識を要求されます。保険証や個人情報の扱い、カルテ作成などに不可欠な知識ですので、しっかり身に着けておくことが必要です。

(診療報酬請求事務能力認定試験 歯科、歯科保険請求事務技能検定試験、医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)歯科など)

口腔内についての専門的な知識

口腔内(口の中)の病気や異常などの診療を行う歯科の仕事では、専門的な用語や記号、名称、記入様式などがあります。円滑な診療を行うためにも、こういった専門的な知識を身に着けておかなければいけません。

具体的に挙げると「歯式」がそのひとつです。歯科では歯をアルファベットや番号で示します。たとえば永久歯は前から、1番、2番、3番…と順番に数え、乳歯はA、B、Cとアルファベット順に数えます。

(歯科医療事務検定など)

診療の流れの知識

歯科の診療では、さまざまな器具や機材、薬剤を使った治療の流れがあります。診療を行う歯科医師によって流れや使用するものは異なりますが、基本的な流れは理解しておくことが大切です。

例1)虫歯で銀歯を入れる場合

レントゲン撮影→麻酔→形成(歯を削って虫歯部分を取り形を整える)→印象(型を取る)→技工士へ銀歯の製作依頼→装着

例2)歯周病の治療の場合

歯周ポケットの測定・レントゲン撮影・口腔内写真撮影など→治療計画説明→簡単な歯石除去・TBI(歯磨き指導)→評価検査(歯周ポケットの測定)→SRP(歯周ポケット内の掻爬や根面滑沢化)→評価検査(歯周ポケットの測定)→定期的な管理

(歯科医療事務検定など)

歯科診療報酬の知識

歯科の診療報酬は医科とは全く別で独立したものとなっています。そのため、専門的な歯科の診療報酬の知識が必要です。

(診療報酬請求事務能力認定試験 歯科、歯科保険請求事務技能検定試験など)

歯科の医事コンピュータの操作と知識

患者情報や診療の管理、診療報酬請求事務に使われる医事コンピュータの知識と操作のスキルが必要とされます。

(歯科保険請求事務技能検定試験、歯科医療事務検定、医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)歯科など)

患者対応やマナー

患者との距離が近く予約業務も必要とされる歯科では患者対応や接遇、マナーなども大切な知識とスキルとされます。

(歯科医療事務検定、医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)歯科など)

さらなるスキルアップのために必要なこと

歯科の医療事務として勤務していく中で、より高いスキルを持った医療事務職としてレベルアップするために必要なことをまとめてみました。

  • 歯科の医療保険や診療報酬に関する正しい知識や技能を養うこと
  • 歯科に特化した医事コンピュータの知識や技能を養うこと
  • 受付などでの患者接遇やマナーについての技能を養うこと

はじめから歯科の医療事務を目指している人は、歯科の専門知識をしっかり身に着けることが大切です。さまざまな医療事務講座を開講しているスクールがありますが、その中でも歯科に特化したコンピュータの操作などのカリキュラムが充実しているスクールを選ぶのが賢明です。学びながら本格的なコンピュータ技術を見つけていけば、実践で十分生かすことができるでしょう。特に、歯科は医科とは違って独自のシステムがありますので、就職後に戸惑う前に、スクール選びから厳選したいものです。